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美容整形 手術|形成外科

美容整形手術をするのは、いわば病人ではありません。どこも痛くないし、かゆくもありません。容貌がコンプレックスになっていたとしても、機能的には何の不都合もありません。もし、その容貌が日常生活に不都合を生じさせるほどひどいものならば、それは形成外科の分野といえます。美容整形手術の分野を美容整形手術と表現することが多いために、整形外科、形成外科と混同されることが多いようなので、ここで3つの診療科を明確に線引きしておきましょう。

骨や関節を扱う整形外科は、明らかに分野を異にするため、混同されることはほとんどありませんが、美容整形手術と形成外科で行うそれとは、扱う部位が同じであることから、歴史的にそして現在でさえも、混同され、誤解され続けています。形成外科は美容にあらず整容外科であることを主張してきた分野の医学です。まずそこに異常ありきが形成外科の治療対象といえます。異常を正常にするのであり、単なる美容のために治療するのではない、ことを強く主張してきました。

美容整形手術は当時から、機能的には何の支障がなくても、それが精神的負担をもたらすものであるならば、美的に形成して負担の除去、軽減をはかろうという美容を目的とした医療です。機能的に何の異常もない健康な部位を治療するのですから、健康保険の適用外。自由診療になります。形成外科は機能異常が大前提ですから、当然、健康保険の適用を受けます。本来的にその目的がまったく違います。

治療のための技術つまり手術は同じで、昔からある形成外科の技術を美容のために応用したのが美容整形手術です。ですから、形成外科学会認定専門医であれば一定期間勉強して、体中の構造や仕組みをよく知っていて、手術の技術も数多く持っていますので、美容整形手術でのいろいろなトラブルに対応できます。形成外科の対象になるのは、けが・やけどやその痕、いぼ・こぶなどのできもの・はれもの、生まれつきのあざ、唇裂、耳・鼻・手足の変形などがあり、美容整形手術には、重瞼術、しわとり術、鼻整形、乳頭・乳房手術、性器形成、脂肪吸引、ほくろとりなどがあります。